2019/07/20
経営戦略・人材開発のミッシングリンクを解消するための課題 として
1.経営戦略と人材開発・組織開発のリンクがあります。
企業競争力の源泉が人的資源、すなわち社員の持つ能力と、それを効果的に発揮
させる組織風土に移りつつあるため、経営戦略に合致した人材開発・組織開発
は、経営戦略実行の条件と言えます。
2.人材開発と組織開発のリンクですが
人材開発による組織風土の変革だけでなく、事業環境に適応した組織風土の開発
を、同時並行で進めていかねばなりません。また、組織内に組織開発を担う人材
の育成を図っていかなければなりません。
3.事業ラインの組織開発機能の強化は
現場レベルにおいても組織開発機能を担う人材を育成することで、刻々と変化す
る事業環境に適合した組織体制、風土を獲得することが必要となります。
4.集合研修とワークプレイス・ラーニングの強化が必要です。
現場の上司が人材育成を担う役割をなくす反面、事業環境が急速に変化する状況
の中、現場での人材開発、組織開発機能が、集合研修にシフトせざるをえなくな
っています。OJTとOFF-JTの再定義と、それに合わせた研修プログラムの再設計
が必要となります。学習の場としての現場の有効性を有機的にリンクさせえるこ
とが必要となってきています。
5.ラーニング・デザインの高度化が求められています。
人材開発の構造変化によって、組織・人材の学習能力向上への要求水準が高まっ
ています。そのため、ビジネスパーソンの学習能力向上のための方策が模索され
ています。現場、研修を問わず、学習成果を明確にし、最もふさわしい施策を企
画し実行しなければならなりません。研修の場だけにとどまらないラーニング・
デザインの向上が求められています。